生きるって大変なこと。すごいこと。

32歳で大腸がんになった私の、それでも生きる、海外奮闘記

恋と大戸屋の話。

大戸屋エピソード】
もう2011年の出来事で時効なので話してしまおうと思うが、大戸屋男(7つ年上)と私の出会いは、打ちっぱなしで「連絡下さい」と携帯を書いた名刺を渡されたところからだった。この年になってそんなナンパはなかなか無いものだから、激しく舞い上がってしまった私の、恋に恋する日々がここから始まる。
口説かれることなく二回の食事を終え、三回目のデートがやってくる(と私は思っていた)。今回が勝負だろうと、7回くらい着替えた果てのとっておきのワンピース+ブーツで出かけた私に、中目黒駅の改札で20時、彼は突然「今日さ、大戸屋でいい?」と持ちかけるのであった。本当に、稲妻のようなショックを受けた私であるが、小心者がゆえ受け入れた挙句、「も、もちろん!私チキン母さん煮定食大好きだよ!」と気が動転して思ってもいないセリフが飛び出てしまう。大戸屋の後はスタバに連れて行かれ、彼のゴルフスイングの映像をデジカメで一時間以上見せられながら「この映像、誰だと思う?」「えー、すごい上手いけど誰だろ?もしかして、XXさん!?」という至極無意味な会話を繰り返しながら過ごした。(ちなみに彼はプロなので、本当にゴルフが上手い)
この大戸屋とスタバのセットコースを数回続け、心身共に疲弊してしまい、この恋は終わりを告げた。

 

思い出しても悲しいエピソード...90%くらい省略するとこんな感じ。ほんとは随所にもっと爆笑のシーン(当時の私には全く笑えない)があるのですが、文章ではお届けしきれないので、興味のある方はそのうち直接。
人生って、ほんと奥深いですね。